クライミング雑記帳

ボルダリングとリードクライミングについてのあれこれ

自作の液体チョークを作ったらハイ○レージもどきではなくアド・○リクションもどきが出来上がった

 クライミング関係のブログを見ると自作の液体チョークの話は昔からよく見かけます。自分もアルコールフリーで水を入れて作ったりしていました。

 久しぶりに自作の液体チョーク(diy liquid chalk climbing)でググるyoutubeにありました。

youtu.be

 

他にもありますがいくつか見てみると容積比でアルコールとチョークの比率は1:2から1:3くらいの例が多いようです。

いずれも結構粘稠な感じに見えます。自分が昔買っていたボルダーXだと水っぽい感じだったのがそれよりも歯磨き粉に近い感じのものもあります。最近は下地にするために東京粉末のハイガレージやマムートのチューブに入っているタイプの液体チョークを使っているのでそんな歯磨き粉のような粘度のものを自作してみたくていろいろ調べてみました。

 

 ハイガレージについて調べると原料として

水、炭酸マグネシウム、塩化ベンザルコニウム、キサンタンガム、グリセリン、アルコール (濃度20%以下)

とあります。塩化ベンザルコニウムは腐敗防止用だと思うので、自己責任なのでそれ以外の原料を使って作ってみました。

 

 キサンタンガムはアマゾンで100gが890円、グリセリンは100mlで367円、チョークはGRASPのHigh Grip Wet Conditionを買ってみました。アルコールは80%くらいのエタノール

 

 容器はアルコール対応と記載してあるものが必要です。当初ポンプ式を買ったら粘稠すぎて出てきませんでした。最終的にシリコンで絞り出すもの(旅行用?)をアマゾンで買いました。

 

 1回目のレシピは

チョーク大さじ4(14g)

アルコール27g

グリセリン4g

キサンタン少量(耳かき3杯くらい:適当)

でやってみました。粘っこい歯磨き粉くらいになりましたが容器から絞り出せず。またただの液チョーと違う粘りを出したかったのでキサンタンガムを入れたのですがその効果は全く感じませんでした。

 2回目は

チョーク大さじ4(14g)

アルコール20g

グリセリン8g

水6g

キサンタン小さじ0.25杯(目分量)

 これで作ると紙粘土のような感じの硬さでした。ハイ○レージというよりはアド・○リクションのような感じ。手のひらに取って伸ばすと伸びるのはまあまあ。あまり白くはなりません。少し粘稠な感じは1回目よりはあります。これでハングボードにぶら下がってみるとスローパーがかなり持てる感じでいい感じ。適当に手を洗ってしばらくして手が乾いても指紋の中にチョークが残っています。キサンタンガムの効果が出ている感じです。

 ロジンフリーの液体チョークでただ水と混ぜたもしくはアルコールと混ぜたものよりは良いものができた感じがします。グリセリンとキサンタンガムの配合比と水分量で無限に組み合わせができると思いますがトライアンドエラーで作って見ないとわかりません。

 これを使い切ったらもう少し水分を増やして容器から絞り出せるくらいの粘度のものをまた作ってみたいと思います。

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2回目の完成した状態

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一度手を洗った後に手が乾燥した状態