クライミング雑記帳

ボルダリングとリードクライミングについてのあれこれ

グリグリとクレプシドラ(Grivel)との相性について

 

 ビレイ用のカラビナとしてグリベルのクレプシドラK10Sと言うのを使っています。これはツインゲートと呼ばれるタイプでスクリューの締め忘れも無く、オートロックよりも開閉が楽ということで買いました。ATCを使っている分には問題なかったのですがグリグリ+を買っていざ使おうとしたらなんとグリグリのカラビナを通す穴に入らない・・・

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 少しぐりぐり(w)してみると穴の中を回転させて通る場所があるので何とか通りましたが、はずそうとするとまたまた引っかかる。グリグリの穴はおにぎり状でかつ表面と裏面で穴の形も異なるためにスムーズに通らないのです。クレプシドラK10Sはツインゲートのオープンをたやすくするために太くなっておりそこが干渉しているのと、外すときにはヒンジの部分も引っかかります。

 新たに導入したのが同じクレプシドラでSという製品です。こちらはDMMのライノの様にグリグリなどのビレイデバイスが回ってマイナーアクシスにならないような仕組みもありグリグリ用に作られているのかと思うくらいのほどよいサイズです。全体的にK10SよりもSは細身なので付け外しに引っかかる感じはありません。

 

 ただ最近気になるのはハーネスのビレイループに通す側のサイズが少し不足していると言う事。ビレイループを通すためのワイヤーのバネになっている部分の先端とカラビナの下端の部分までの距離がK10Sは15mm程度、Sは8mm程度しか無くビレイループの縫い目になっていて分厚くなっていると通りませんでした。そこだけ欠点ですが他には問題ないと思って使っています。