前項でワイルドカントリーのrevoというセミオートマチックのビレイデバイスが良さそうでは無いかと思って調べて見ました。
そもそもセミオートマチックのビレイデバイスは一つはビレイ用のカラビナとデバイスを使ってロープのフリクションを高めてロックさせる、もしくはビレイ用のカラビナとは無関係にデバイスのみでロックさせるという2種があります。
ワイルドカントリーのrevoは後者でデバイスのみで止まるタイプ。特徴的なのは滑車のような部分をロープが通過するのでロープの出し入れが通常のATCよりもよりスムーズな点。他のメリットしてはロープを通す方向性が無いのでセットミスがない点です。
ところが色々調べていて問題点がどうもありそうだと言う事がわかって来ました。REIのコメントにあったのは
1)クライマーが落ちたときにロープが自動的にロックするが、墜落せずにテンションする時に意図的にロックさせるのが難しい、
2)クライマーを降ろすときにはロック機構が働かず、フリクションを高める機構も無いので軽量のビレイヤーが苦戦する(デバイスの持つ摩擦力ではなく手のグリップの摩擦力のみで降ろすことになる)
という2点です。
ハングドッグが難しい、ロープを下ろすのがすべてグリップビレイだとするとあまり理想的なデバイスとは言えない様です。