クライミング雑記帳

ボルダリングとリードクライミングについてのあれこれ

BLJC2023の結果を受けて、パリオリンピック強化選手について

2023年4月8日、9日とボルダー&リードジャパンカップ2023が開催されました。去年まではコンバインドジャパンカップ(CJC)という名称でしたが、IFSCの名称変更に伴い日本でもBLJCに変わりました。

 

BJCとLJCによるボルダー&リードポイント(以下BLP)、BLJCの順位によりパリオリンピック強化選手が決まりました。ただまだわからないことがあります。

 

まずは代表選手について

  男子 女子
S1 安楽宙斗 森秋彩
S2 楢崎明智 森秋彩
A1 百合草碧皇 松藤藍夢
A2 楢崎智亜 伊藤ふたば
B1 緒方良行 野中生萌
B2 小俣史温 野中生萌

 

上記となります。BLJCの方がBLPよりも優先なので同じランクのでもBLJCによって選ばれた方が優先となるそうです。

BLPで森秋彩選手と伊藤ふたば選手が同点だったのですがBLJCの上位の選手を上とする、という規定に基づきS2が森秋彩選手、A2が伊藤ふたば選手に決まりました。

 

 ここでわからないのは女子のS代表、B代表の扱いです。同じ人が占めた場合に次点が繰り上がるのかどうか。例によって注釈はありません。このようなすべてのパターンを想定していない選考基準がもとで揉めたのは東京オリンピックの開催国枠は誰が決めるの問題と同じですね。IFSCもJMSCAももう少しきちんとして欲しいものです。

 

もし繰り上がるとしたら

BLJC4位は伊藤ふたば選手なのでこれも重複、5位は小池はな選手となります。

BLPで4位は関川愛音選手、5位は谷井菜月選手になります。

繰り上がるにしてもBLJCから繰り上がるのか、BLPから繰り上がるのか色々不明なところが多いです。