セルフビレイ用のランヤードとしてPAS、スリング、クイックドローなどが使われていますが近年調節可能なランヤードとして日本で最もよく見かけるのがペツルのコネクトアジャストの様に思います。当初オレンジ色のロープで発売されましたが現在では青いロープに変わっています。ロープが細くなって調整しやすくなったというのを聞いたことがありますが調べても確認出来ませんでした。
ペツル以外では昔から海外通販サイトで見かけるのはCAMPのswingです。こちらは伸ばすのに片手では出来ないという話も聞きます。この2社しか無いのかと思っていましたが最近新しく見かけるようになったもの、これから発売されるものもあり私の調べたところ5社の製品があるようです。
大別するとビレイデバイスと同じくカラビナでフリクションを作るもの、カラビナが不要なものになります。
カラビナが必要なもの:ペツルのコネクトアジャスト、PIP、エーデルリッド
カラビナが不要なもの:CAMPのswing、Tuner、
- Petzl コネクトアジャスト(カラビナ別売り)
- CAMP swing(カラビナ別売り)
- ロックエンパイアのPIP(カラビナあり)
- エーデルリッド swing adjust(カラビナあり)
- クライミングテクノロジー Tuner(カラビナあり)
1のペツル、コネクトアジャストはカラビナ別売りで、カラビナとロープが触れることにより止まる仕組みなのでカラビナとの相性問題があります。ペツルによるとSPIRIT SL または Sm’D RLを推奨。他にVERTIGO、Am’D、ATTACHEも問題ないとされています。他のカラビナを使うときは注意が必要です。
3のロックエンパイアのPIPは国内の通販でも買えるます。
4のエーデルリッドは日本の通販サイトでも検索するとありますが在庫無しです。Bananafingersでもずっと在庫切れのままです。
5のTunerは今年発売のようでまだ海外のサイトでも入荷していないようです。Tunerは一見するとカラビナを使って止めているように見えますが違うようです。解除するときはボタンを押すと解除されるという特許のようです。(他の多くは解除する:緩める時は金具の角度を変える事によるので方法が異なる)
sw