クライミング雑記帳

ボルダリングとリードクライミングについてのあれこれ

LJC2022の準決勝のランジについて

 第35回リードジャパンカップ(LJC)が2022年2月12日から13日に千葉県印西市で開催されました。男子の準決勝の課題で16手から17手の間がランジでそこで落ちる選手が続出してネット界隈で問題になっていました。

 

www.jma-climbing.org

 

 準決勝に進出者は26名、16+と成績がついたのが18名、15が1名、ランジを越えたのが7人という結果でした。順位の振り分けという意味でも機能しなかったわけですが、もう一つ問題視されていたのがビレイについてです。クリップをしないでランジするとかなり墜落距離が伸びて左斜め下に落ちて鉄柱?にぶつかっている感じの選手がいました。幸い大事には至らなかったようですが選手もビレイヤーも嫌な感じがしたのではないかと思います。

 

 16+となった18名中、クリップしてからランジしたのが12名、クリップせずに(できずに)ランジしたのが6人でした。その6人のうち川又玲瑛選手は右手が残って振られて落ちたため頭が下になり、壁には幸い足から着地しましたがヒヤッとしました。抜井亮瑛選手も右手が掛かって落ちたためか背中から壁にぶつかっていました。田中修太選手は両手が掛かってから左手が抜けて背中から落ちていました。

 高田知尭選手、三根生仁慈選手、通谷律選手は足からうまく着地していました。

 

 一般人ではなく選手が競技中なのでセッターも選手もギリギリを攻めると思うのでどうすればよいのかは難しいと思いますが選手の安全が第一だと思いました。