8月に行われるクライミング世界選手権への派遣選手の選考方法について。
JMSCAのサイトで2023年2月24日に2023年スポーツクライミング国際競技大会派遣選考基準があります。
このページによるとIFSCクライミング世界選手権2023への派遣選手は「スポーツクライミング 第6期JMSCAパリオリンピック強化選手選考について」に従う。とあります。
「スポーツクライミング 第6期JMSCAパリオリンピック強化選手選考について」は
同じく2023年2月24日のJMSCAのお知らせにあります。
ボルダー・リード種目について
- Sランクの選手を最優先で派遣する
- B&Lジャパンカップ2023で2位の選手
- 2023年7月10日時点で、ボルダー・リードワールドカップの両種目へ最低1大会ずつ参加した選手の中からワールドカップ順位におけるB&Lポイント※1の上位選手から参加人数を満たすまでの選手をⅱ)に次ぎ派遣する
- 3までで参加人数を満たさない場合はAランクからBランクまでの選手をランク順に選出する。
とあります。
1は男子:安楽宙斗、楢崎明智、女子は森秋彩です。
2は男子は百合草碧皇、女子は松藤藍夢です。
ここまでは国内のみで完結しています。
3は2023年のワールドカップ、リードとボルダーの両種目で派遣選手になり、実際に派遣されないと権利がないのが大変なところ。
7月10日の時点ではボルダーのワールドカップは全戦終了してますが、リードは全6戦中3戦まで(インスブルック、ヴィラール、シャモニー)が対象となります。
リードの3戦までに関川愛音選手はボルダーには出場していますがリードで出場がありません。この時点で世界選手権へのボルダー・リード種目への道は断たれています。
ボルダーとリードでポイントを集計すると
男子は上位2名が選出
女子は上位3名が選出
男子は順当か。小俣史温選手は今年デビューですがリードは決勝にも残りましたし活躍しています。
女子は意外な感じを受けました。ボルダーではそこまで差が付かず、リードでは3戦目のシャモニーで久米乃ノ華選手が銀メダルと活躍し、一気に2位に躍り出ました。
ベルンでの世界選手権が楽しみです。