クライミング雑記帳

ボルダリングとリードクライミングについてのあれこれ

2023ベルンでの世界選手権、ボルダー&リード競技のフォーマット

2023年8月1日から世界選手権がスイスのベルンで開催されます。オリンピック出場が10名決まる(ボルダー&リード男女3名ずつ、スピード2名ずつ)重要な大会です。

 

IFSCのページで世界選手権を調べるとボルダー&リード種目のガイド、という書類(Guide to the Boulder & Lead Format)がありました。

 

2. Qualification to the Boulder & Lead event

B&L競技の予選について

 After the conclusion of the single disciplines, the Boulder & Lead semi-finals and finals will be held (20 athletes per gender).
In order to qualify the athletes to the Boulder & Lead semi-finals, article 13.5.D.2 of IFSC rules will apply. 

single discipilines(ボルダー、リード各競技のことと思われる)が終わってからボルダー&リード種目のセミファイナルが男女各20名で行われる。20名の選出のためにIFSC13.5.D.2のルールが適応される。

以下が13.5.D.2の内容です。

2) where no combined Boulder & Lead competition in the Combined Discipline is held, a combined Boulder & Lead ranking will be calculated from the General Rankings for the competitions in the Boulder and Lead disciplines, assigning ranking points as set out
at Annex 3 (Cup Ranking Points) to each set of results. A points total will be calculated for each competitor participating in both Boulder and Lead disciplines and these competitors will be ranked in descending order of the total points awarded and the ranking published.

・コンバインドの大会が行われない場合は(筆者注:行われないですよね)、ボルダーのランキング、リードのランキングからポイントを計算し、B+Lの点数が高い順に20名が選ばれる。

・世界選手権が終わったらボルダー&リードランキングが作成される。1位から20位までは世界選手権の結果となる。21位以下はボルダーのランキング、リードのランキングから計算したB+Lのポイントがそのままランキングとなる。

 

結局世界選手権のボルダー競技、リード競技でB+Lポイントを計算、その上位20名がボルダー&リード競技に出場できる、と言うことのようです。両競技に出場していないと権利がない。

ボルダー&リード競技のセミファイナルは日本時間8月9日16時から(男子)20時から(女子)、リードは8月10日3:30AMから。決勝は女子が8月12日2時AMから、男子は8月12日23時からとなります。

 

その上位20名のうち上位3名がパリのオリンピックに出場できる。ただし同じ国からは2名までなので同一国で独占した場合は3位の人は出られない。(例によって繰り上げで4位の人が選ばれるかどうかなどの記載は無い、東京の時も揉めたけど細かい規定を決めておいた方が良いと個人的には思います。)